たつみ内科クリニック

たつみ内科クリニック

アクセス 電話アイコン電話する

ブログ

Blog

狂犬病ワクチンについて

こんばんは。狂犬病は発病すると100%致死に至る病気です。そのためにも事前にワクチンを注射をして、海外の地に行かれることをお勧めします。但しアジア・アフリカ、南米の一部に限られた発展途上国では感染動物脳組織由来ワクチンを未だに使用している場合があります。これらのワクチンは抗体価が低いため接種をしても、狂犬病にかかるリスクを含む重篤な副反応を引き起こす可能性があります。 海外では動物による咬傷の認識...

Fitz-Huge-Curtis症候群(フィッツ ヒュー カーティス症候群)

こんにちは。臨床経験的には少ない経験ですが、最近若年女性の急性腹症の一因として注目されている疾患であります。その疾患をご紹介したいと 存じます。近年のクラミジア感染症の蔓延に伴い、この疾患は非常に増加しております。記憶が正しければ、20~30年まえには教科書でも載っておりませんでしたし、鑑別診断としても 考えてなかった疾患でした。最近ではやはり骨盤内感染症に肝周囲炎を合併する症候群であるため、右季...

先天性風疹症候群とは

おはようございます。本日は今後妊娠希望されている方に聞いて頂きたい話題であります。例えば免疫のない女性が妊娠初期に風疹に罹患すると、 風疹ウイルスが胎児に感染して出生児に先天性風疹症候群と総称される障害を引き起こすことがあります。この3大症状は先天性心疾患、難聴、白内障 であります。先天性心疾患と白内障は妊娠初期3ヶ月以内の母親の感染で発症しますが、難聴は3ヶ月のみならず、次の3ヶ月の感染でも出現...

渡航外来とは

おはようございます。渡航外来はワクチンを注射するだけの外来と思われているかもしれません。または何をするのか?と思われているかもしれません。 渡航時に致死的感染症に罹らない為に、必要なワクチン接種の指導だけするだけでなく現地での過ごし方、上下水道が完備されているか、現地の屋台の食事や環境が どのような状況なのか、特に注意すべき感染症は何なのか、防蚊対策はどうすべきか、マラリアの予防内服をすべき地域な...

渡航医学会学術集会

7月14日、15日に学術集会が東京でありました。 ダニ媒介脳炎の話ですが、ドクターでもこの病名を認知されてない方も大勢おられると思います。マダニによる刺咬やヤギ乳の喫飲により感染します。 我が国においては、1993年に北海道で報告され、2018年6月まで道南から道北にかけて5例の患者報告されております。 今までわからなかった症例も検査の進歩により確定診断が最近しっかりできるようになったようです。道...

渡航医学会

こんにちは。7月14日と15日の両日渡航医学会学術集会があります。明日は午前5時すぎの始発前後の在来線に乗り、午前6時30分の新大阪駅発東京行きの新幹線で行ってまいります。 学術集会でためになる話題を、また皆様に提供したいと思いますので宜しくお願い申し上げます。 ...

海外渡航

最近若い方の留学や短期渡航で東南アジアやアメリカに行くケースが多いので、相談も少しずつ増えております。相談者の方もよく勉強されているので、狂犬病ワクチンや腸チフスワクチンなどのを指定してこられるケースも多くなっております。またいつでもご相談下さい。 ...

麻疹、水痘「発症家族や周囲に罹った人と接触した場合」

麻疹または水痘に未罹患でワクチンも未接種の人が麻疹または水痘の罹患者と接触した場合、接触後72時間以内に各ワクチン接種が完了できれば、発症予防効果が期待できる。 接触後非感染に終わった場合にも、その後のワクチンの免疫効果が期待できるので、接種は有意義である。感染症の潜伏期にその原因病原体に対するワクチン接種を行っても、特別な問題や副反応が発生するといった事実はこれまで確認されていない。 当クリニッ...

気管支喘息

皆さんこんにちは。約30年前私の入った医局がその当時内科全分野の患者さんを診察する医局でありまして、研修は肺癌などを含んだ呼吸器疾患から学び始めました。研修医で初めて行った医療行為は気管支鏡という名前の通り気管支を観察するカメラを入れる前に、気管支に挿管チューブを入れておくことでした。最初はすこく緊張したことを今でも覚えております。 その後30年以上に及ぶ病院における臨床経験でも、呼吸器疾患で必ず...

糖尿病の歴史

昨日は私の趣味の低山登山に行ってきましたので、大変体調が良いです。皆様も運動をすることをおすすめいたします。医学的にもここでは省略させてもらいますが大変よいことが多いです。 約30年前より糖尿病患者さんのインスリン導入をしておりますが、その当時は薬もスルホニル尿素類のみで、ビグアナイドはあっても乳酸アシドーシスの死者がでて使用されてない時代、インスリンも今のように持効型や超速効型のインスリンは存在...
1 2