胃潰瘍/十二指腸潰瘍
ある一定以上の深さで胃/十二指腸の壁が傷ついている状態のことです。ピロリ菌感染症や、痛み止めの内服などが原因となって発症します。腹痛や、出血による貧血などの症状があらわれます。
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Department of Gastroenterology
ある一定以上の深さで胃/十二指腸の壁が傷ついている状態のことです。ピロリ菌感染症や、痛み止めの内服などが原因となって発症します。腹痛や、出血による貧血などの症状があらわれます。
多くは幼少期に菌が胃粘膜に感染し炎症(胃炎)を引き起こします。感染は生涯にわたり持続することが多く、炎症の結果として胃粘膜の胃酸を分泌する胃底腺を中心に萎縮してきます。萎縮が高度になると、ついには胃の粘膜が腸の細胞に置き換わってしまいます。これらの変化は胃がんの素地と考えられています。
胃酸を含む胃の内容物が、食道に逆流することで、食道の粘膜に炎症が起きた状態です。加齢や食生活の欧米化、喫煙・飲酒などの生活習慣、肥満が要因となり、近年増加しています。主な症状は、胸やけ、胸の痛み、長く続く咳、のどの違和感などです。
胃がんは、日本人に最も多いがんの一つです。早期の胃がんは、内視鏡治療のみで完治するため、早期発見が大変重要です。早期胃がんの内視鏡診断に精通した専門医による定期的な内視鏡検査をおすすめします。
脂質のひとつである中性脂肪が肝臓内に多く蓄積する状態です。原因のひとつにアルコールの多飲やメタボリック症候群などの関連が指摘されています。
検査を行っても炎症や潰瘍などの疾患が認められないにもかかわらず、下痢や便秘、腹痛、腹部膨満感などの下腹部の不快な症状が起こり持続するものをいいます。
胆嚢や胆管に結石ができたものであり、時に突然の激しい痛み(いわゆる胆石発作)や黄疸、発熱などの症状を呈する病気をいいます。
胆嚢結石の為に胆汁の流れが滞り細菌感染を起こしたもの。発熱と右季肋部痛の症状が典型的ですが、高齢であったり、糖尿病があったりすると痛みを感じないこともあり注意が必要です。
胃部痛や胃もたれなどの症状が慢性的に続いているにも関わらず、採血検査や胃カメラ検査などを行ってもその原因となる異常が特定できない病気。
急性に経過する肝臓の炎症疾患。原因は薬物のこともあるが、ほとんどが肝炎ウイルス(A型、B型、C型)による感染症が多い。
本来は柔らかい組織である肝臓が、繊維化と呼ばれる変化をきたした結果として肝臓全体が固くなる状態を指します。原因はB型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスを代表とするウイルス性疾患、長年のアルコール摂取、薬剤など多岐にわたります。
アルコールの過剰摂取が原因で引き起こされるさまざまな肝臓の病気の総称。
何らかの原因で憩室と呼ばれる部分に細菌感染が起こり、腹痛や発熱といった症状が現れることを指します。
異物や糞石などが原因で、虫垂の閉塞がおこり、二次的に細菌感染を起こす化膿性の炎症です。手術する時期を逃すと、腹膜炎などの重い合併症を起こす可能性があります。
膵臓に起こる急性の炎症性疾患。自分が分泌する消化酵素によって膵組織が消化されるためにおこる。二大原因はアルコールと胆石です。症状は上腹部痛、背部痛、発熱、重症になると意識障害やショック状態になり救命が困難になることもあります。